コンクリート護岸や人工の砂浜が続く神戸の海辺が、かつてはウミガメの有数の産卵場であったことをご存じだろうか?
この神戸ゆかりのウミガメの検証に、神戸大文学部地域連携センターの坂江渉主任研究員(歴史学)が取り組んでいる。
研究から、「聖獣」とされるなど、人々とウミガメとの深い結び付きが浮かび上がってきた。(神戸新聞・仲井雅史)
神戸市東灘区青木は、「古事記」の「神武東征」に登場する青亀がたどり着いたとされる場所で、「青亀」が「青木」に変化したという。
聞き取り調査では、高度経済成長前まで、ウミガメが産卵に「当たり前のようにやって来た」。
また漁師たちはウミガメを「縁起が良い」として、網にかかると神酒を与えて放すのが慣わしだった。
ほかにも、長田区駒ケ林の戎神社にウミガメの供養塔がある。
▽垂水区の海神社ではカメが上陸すると神主が産卵に立ち会い、産卵場所に「シメ」を張った―など、八〇年代まで上陸記録のある須磨海岸に加え、ウミガメを尊んだ人々の生活ぶりが浮かび上がってきた。
詳しくはこちらのサイトで。↓
神戸新聞 「有数のウミガメ産卵地だった神戸 地名や供養塔に名残」
http://www.kobe-np.co.jp/rensai/cul/258.html
posted by 泉月-senri- at 14:28|
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